10月に入り私が住んでいる地域も朝、晩は涼しくなってきました。

木々の葉もこれからだんだんと色づいて、

紅葉していくのかと思うと、早くその景色を見たくて、

心がワクワクしてきます。とても楽しみです。

私事ですが、ここ5年ぐらいの間に

初めて挑戦、体験することがいくつかありました。

私が初めてインターンとしてサイモントン療法のプログラムに

参加したのは6年ほど前なのですが、

プログラムのレクチャーの中で

「期間限定、地球の旅」という素敵な言葉を聞いてから、

私も少しずつ自分の心の声に耳を傾けて、

変化を楽しむようになったからかもしれません。

自分らしい地球服を着て、

地球の旅をしたくなったからです。

それまでは、

「好きなことをして、何かあったら、人に迷惑をかけるかもしれない」

「こんなこと言ったら、人から何て思われるだろう」

「もともと私は人前で何かをするタイプではない」など、

心配や恐れ、決めつけなどがあって、

他人の目ばかり気にして、

全然、自分軸ではなかったのです。

主婦だからとか、子育て中だからとか、

もういい歳だからと、

一歩前に出る勇気がないことをそれらのせいにして、

傷つくのが怖いから、自分を守っていたのでしょうね。

サイモントン療法に出会って、

少しずつ自分の本性に目を向けるようになりました。

もっと心理学を学びたいなあと思い、

興味のあるセミナーやプログラムに参加するようになりました。

以前の私は先ほど書いたように、

投資するなら自分ではなく、これから将来のある子供たちのためにするべき、

主婦だから週末も食事作りがあるから出かけられない

という大変不健全な思いでいたのです。

でも自分の心の声、知りたい、学びたいという気持ちが

だんだん大きくなって、

カウンセラーの学び(今でも続けていますが)を始めました。

車の運転にしてもそうです。

免許を取得してすぐの頃、

大きな交差点の真ん中で、右折できないまま止まってしまい、

クラクションの嵐を受け、

また細い道で反対側からくる車と鉢合わせしてしまい、

相手の運転手さんの怖い顔に圧倒され、

バックを余儀なくされて、ガードレールにドアを擦り、

前へ出ても、後ろに下がっても

ギーギーとバイオリンの演奏のようになってしまった

という経験から自分に車の運転は無理とすっかり諦めていました。

でも運転への憧れはずっとあって、

特に天気の悪い日や夜遅い時間に

子供たちの帰宅が心配で

やっぱり運転できるようになりたいと思っていたのでした。

最初は駅と家の5分間だけ、

まるで駅前タクシーのように、ほぼ毎日3往復。

今ではその距離もだんだん伸びて、

交通量の多い国道246も走れるようになりました。

今度、細い道であちらから来た車と鉢合わせになったら、

負けずに向こうの車にバックしてもらおうと思っています。(笑)

次はSNS。

アナログな私はFacebookなんて怖くてできないと思っていましたが、

会えない友人の近況を知りたいと思い、

家族に手伝ってもらって始めました。

最初はコメントをするのもドキドキ、

自分のことを発信するなんてとんでもないと苦手意識が強く、

全くできませんでしたが、

これも練習と思いながら、少しずつ続けていたら、

だいぶ活用できるようになって来ました。

私はサイモントン療法の他にグリーフケアの活動もしていますが、

今ではZOOMというシステムを使って、講座をしているなんて、

5年前の私が知ったら、驚くに違いありません。

幼い頃、自転車に乗って、新しい道を発見するのが大好きでした。

ついに迷子になって、家に帰れなくなり、

泣きながら、大人に助けてもらったこともありましたので、

もともとあった好奇心旺盛な部分が、

むくむくと顔を出してきたのかもしれません。

「癒しへのアファメーションブック」に

〈人生の目的は幸せを体験することです〉と書かれてあります。

初めてのことに挑戦する時、

最初の一歩は勇気が入りますね。

最初の一歩!これは時に高い壁のように感じるかもしれません。

人の助けを借りてもいい、

人間に失敗はつきもの、失敗してもまたやり直せばいいと

自分に許可を出してあげられたらいいのかなと思います。

私たちは誰でも「期間限定・地球の旅」ですから。

その期間は誰でもわからないのですから。

〜しなきゃということよりも

〜したいという心の声を大切に

勇気は入りますが、

いくつからでも、小さな一歩踏み出すことで、

自分に幸せを体験させてあげたいと思います。