みなさんこんにちは。

花や緑がキラキラと

輝く季節になりましたね。

 

さて、皆さんは今、

ご家族や友人、患者さんを

サポートする立場にいらっしゃいますか?

それとも誰かに

サポートされていますか?

今は体調が良くなくて、

サポートされているけど、

子供たちや年老いた親のこともあるし

サポートされながら、サポートもしている

という方もたくさんいらっしゃると思います。

 

サポーターさんが患者さんを想う気持ち、

そして患者さんが病気を抱えながら、

ご家族や友人を想う気持ち、

可愛いペットを我が子のように想う気持ちなど…

 

思ったり、思われたり、

サポートしたり、されたりと

人と人の間には毎日、色々ありますね。

 

思われ過ぎは、時に煩わしく、

かまわれなさ過ぎは、寂しく感じ、

サポートしても、必ずしも

相手の欲しいサポートではなくて、

感謝されず、傷ついたり、

 

こうして欲しいとリクエストをされても、

してあげることができなかったり、

 

人の気持ちは時に複雑で、

家族であってもなかなかわからないものです。

 

近いからこそ、思いが強いからこそ

見えにくくなってしまうのでしょうか?

 

大切な人、愛する家族に何かある時、

自分も同じように心を痛め、

自分が代われたら、

どんなに楽だろうと思われた方は

たくさんいるのではないでしょうか?

 

目の前の患者さんや家族のことが心配で

つい言わなくていいことまで言ってしまったり、

時には怒ってしまったり、

 

そうなんですね。

愛しい人のすることを信頼して、

そばで見守るのは、

とてもエネルギーや忍耐のいることです。

 

私自身も母の入院生活と、

一番下の弟が過労で突然倒れ、

多臓器不全で意識不明が2週間も続いたことがありました。

突然のことに、とても不安で、混乱したのを覚えています。

 

そんな中、

私がサイモントン療法に出会って、

本当に良かったと思うのは、

【信頼】という言葉に出会えたことです。

 

自分を信頼する。

周りの人を信頼する。

日々、起こることを意味あることだと信頼する。

人の中にある治癒力を信頼する etc.

 

また

自分自身のバランス【調和】

をとることの大切さも知りました。

 

自分の思いや調和は、

目の前の大切な人にも少しずつ響いていき、

その人の治療に、自己治癒力に、

より良い効果をもたらすと。

 

自分にとってのバランス【調和】の取り方を学び、

これらが私の支えとなり、

予期せぬことが起こっても、

自分が立っていられる力を

持つことができるようになりました。

 

幸い、その後、

二人とも退院できるぐらいに回復し、

今では病気とうまく付き合いながら、

それぞれの生活を楽しんでいます。

 

母も弟も自分にとって

「本当に大切なものは何か?」

新しい気づきがあったようです。

 

そして私にとっても、

すぐ下の弟と協力しながら、

二人を看病する日々の中に

たくさんの恩恵があったことに気づかされました。

 

もし誰かをサポートしている時、

自分にできることって何だろう?

と思う時に、

呼吸を整えて、

穏やかな気持ちで、

自分の心の奥を見つめてみてください。

 

患者さんに健康を取り戻して欲しい

と思う気持ちのほかに、

自分を苦しめている気持ちはありませんか?

 

もしそこに、

「病気が治らなかったら」という不安や

自分がサポーターとして、

何が何でも治さないといけないという執着や、

その病気を解決しないと人生機能しなくなるという

不健全な思いがないかどうか、

そういう思いが自分を追い詰め、

苦しめていないかどうかを見つめてみてください。

 

もし不安や執着や不健全な思いがあったら、

ただ、そういう思いがあるなあと、

優しく自分を包みこんであげてください。

 

これも相手を思っているからこそ、

少しでも楽になって欲しいと切望し、

早く笑顔に戻って欲しいと

相手の幸せを思うからこそ

湧き上がる思い、

 

ぜひ自分をサポーターとして

無力だなあと思わないでください。

 

そして無力どころか、

そばにいてくれるだけで

心強いサポーターになるために、

どうしたらいいか、

良いサポートとは何か、

信頼するということはどういうことかを

サイモントン療法で触れてみませんか?

 

つい自分のことは、後回しにして

頑張りすぎてしまう方は、

まず、自分自身を大切にしていいよと

許可を出してあげてください。

 

そして不安や執着や

不健全な思いを持ちながら

サポートするのではなく、

相手と自分を信頼して、

希望を持って

サポートして欲しいと思います。