最近、空を見上げていますか?

私は昼でも夜でも
外に出るとまず空を見上げます。
空の色、雲の形、月、星…

そしてフーとひと呼吸。

すると落ち着いた気持ちになれます。

今まで見た星空で
とても印象に残っているのが、
砂漠で見た星空です。

サウジアラビアの世界遺産
マダインサーレ観光の前日、
砂漠でテントを張り一泊しました。

その時のことを少し説明すると、

砂漠に到着すると
最初にすることは
トイレ作り
(大切ですよね)

テントを張る場所から、
なるべく離れたところに
穴を掘って(ただ穴を掘るだけです)
見えないように囲いをします。

次に2人用のテントを張ります。

砂漠は昼夜の温度差がとても大きいので、
しっかりテントを張って
寝袋と毛布を準備します。

次に
2リットルのペットボトルが
一人2本、配られました。

当然、ここに水道はありません。

これが次の日の午前中
ここを出るまでに使える水です。

顔を洗うのも、水分補給もこの水で
常に残りの分量を考えながら使います。

砂漠なので電気もありません。

夜は真っ暗です。

そのおかげですね!

日が沈み、暗くなると頭上に
今までに見たことがないほど
ぎっしりと満天の星空が
広がっていました。

もうこんな綺麗な星空を見るのは、
最初で最後かなあと思っていましたが、
嬉しいことに、昨年の夏、
日本で見ることができました。

それは
心のケアフォーラムに参加するため、
沖永良部島へ行った時のことです。

真っ暗な海辺で、
砂浜にタオルを敷いて、
寝転んで見た星空。

隙間を見つける方が難しいぐらいの
満天の星空が広がっていました。

あーまたこんな素敵な星空に出会えた!
と幸せを感じました。

そしてゆっくりとその静けさの中に身を委ね、
大地に寝転ぶ心地よさ、波の音、
なんとも言えないエネルギーに包まれました。

最後に私にとって忘れられない
星空があります。

子供の頃、家族と手をつなぎながら見た、
いつもの夜空。

大好きなオリオン座

形がはっきりしていて、
子供にも見つけやすいその星座は
見上げるといつもそこにありました。
(実際には冬を代表する星座ですね)

今でも、夜空を見ると、
ついオリオン座を探してしまいます。

都心では夜も明るくて、
砂漠や島や昔のように、
星はたくさん見えないですが、

それでもじっと目をこらすと
現れてくれる星たち。

それを眺めては、
ほっとする瞬間を味わいます。

自分の身の周りにあることで
感謝できることや
喜ばしいことに意識を向けてみると
心があたたかくなり、
気持ちが落ち着くかもしれません。

当たり前に感じてしまったり、
困難な時は見えにくくなってしまうかも
しれませんが、
ちゃんとそこに存在しています。

あなたにとって、
それは何ですか?
ぜひ探してみてください。