9月も半ばを過ぎ  
朝晩、秋の気配を感じます。  
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 

今日は我が家に時々届く  
新鮮な果物の話を書きたいと思います。 そうなんです。  
我が家には時々、新鮮な果物が届きます。 

春は さくらんぼ、デコポン  
夏は もも、ぶどう、なし、  
秋は 柿、りんご  
冬は いちご、みかんなど あらためて文章にすると、  
季節と果物、合ってるかな?  
なんて調べてみたりしてしまいました。

 実は果物を送ってくださる方に  
私はお会いしたことがありません。  
昔、母から大変お世話になったと  
おっしゃる方からです。  
大変ありがたいです。 

『出来ることを、  
 出来る人が、  
 出来る時にすればいいんだよ』 という母の姿勢は、  昔も今も変わりません。 

ここ何年かは、年老いて持病を抱えていることもあり、  
「今はやってもらうばかり…」  
と言いながらも微笑んでいます。 

そして、してくださる方の  
ご好意を素直に受け取っています。 

こうして昔からつながっている方達が  
気にかけてくださっているから  
母は母なりにひとり暮らしを  
楽しんでいるようにも感じます。 

私は幼少期に父が亡くなったので、  
母が仕事で忙しく働き、  
食事の支度は主に祖母がしてくれました。 

届いたみずみずしい果物を  
口に運びながら、  
亡き祖母の口癖が聞こえてきます。 

「朝の果物は金メダル  
 昼は銀メダル  
 夜は銅メダル」

 必ずと言っていいほど、  そう言いながら、  
朝食の食卓に  皮の剥いたりんごや  
カットしたオレンジを  置いてくれました。 

果物が届くたびに  
そんな思い出も蘇り、  
早速、母へ電話をします。  
それもまたいい時間です。 

受けた恩を直接その人に返すのではなく、  
別の人に送る。  
そして、それを送られた人は、  
さらに別の人に渡していく。  
** 恩送り ** 

『出来ることを、  
 出来る人が、  
 出来る時にすればいい』 

今、このメルマガを読んでくださっている方の中には、  
これまで誰かのために、  
頑張ってこられた方も多いことでしょう。

 今は、少し休んで、  助けてもらったり、  
周りの人の優しさを受け取る番かもしれないですね。 

私もこれまでお世話になった人たちには  
何を返せるかわからないけれど、  
返せるときに自分のできることを  
どこかの誰かに  
返していければいいのかなあと思います。

 今日が皆様にとって優しい日になりますように。